定年待てないオヤジの日記

こころはもう、定年後の自由生活を夢見てる、オヤジの生活日記です。

読書(かか、AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争)



今日は、気温が上がらない1日でした。




図書館にリクエストして、2冊読み終えました。




①かか


‘好きな作家は、太く短く生きた中上健次’という書評を見て、リクエストしました。
最初は、身内だけで通じるような、似非関西弁だか九州弁のような、なまった
幼児言葉のような言葉使いが、読んでいて心地よくなかったです。
SNS,インターネットでは、つながれる(思うより冷やこくない、鍵かけて
こもっていれば、ネットはぬくい、現実よりもほんの少しぬくい)という感覚表現
が新鮮でした。
ストーリーは、家族(特にかか=母)との関係に悩む浪人生(女性)の主人公が、
最後は和歌山県の新宮(中上健次が好きというだけあってか)へ旅をする話です。
正直言うと、そんなに面白かったわけではないが、自分の心が感じていることを
表現する力量がすごいと思い、20歳でのデビュー作というのもすごいと思いました。
三島由紀夫没後50周年の節目での、三島由紀夫賞受賞作とのことです。



②AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争


元の写真です。後方の建物は、広島の産業奨励館(原爆ドーム)です。

カラー化すると本当に、写真が生き生きと感じられるのが、不思議です。

糸満の女性です。美人な方です。

1941年9月20日、最終艤装中の戦艦大和です。


AI技術の自動色付けは、人肌・空・海・山など、自然物のカラー化が得意で、
一方、衣服・乗り物などの人工物は苦手で、そこは人間の力、記憶力で
色補正をするようです。
「記憶の解凍」プロジェクトは、広島市出身の著者が高校生の時(東京大学在学中)
に、取り組んだようです。



AIを利用したカラー化が進んでいるようで、先日も週刊誌をみていたら、
昔の女優さんの白黒写真とカラー化した写真が掲載されていて、若いときは
こんなにも綺麗だったんだと、しみじみ見てしまいました。