定年待てないオヤジの日記

こころはもう、定年後の自由生活を夢見てる、オヤジの生活日記です。

読書(女坂:円地文子)



新聞の書評を見てリクエストして(むかしの作品なのですぐ
借りられました)、先日読み終えました。




題名の通り、明治期に生きた主人公やその周りの女性たちの生き様を
描いた大作で、面白かったです。
当時の時代背景をリアルに感じられる言葉が多く(結構な数の注解が
あります)それが新鮮でした。
「家」というものを第一義に考えて、自らの幸せを犠牲にするという
考え方は、現在では理解しずらいと思いますが、読んでいて何となく
感じることができたのは、自分の年代にはまだその残存がかすかに
あるということでしょうか。



もう1冊タンザニア出身のノーベル文学賞受賞者(2021年度)の
作品を借りたので、急いで読もうと思います。
最近はあまりリクエストしてませんが、順番が来るときはなぜか同時
に来てしまいます。