映画鑑賞(浮雲、歌行燈、放浪記、乱れる)
7月も中旬になろうというのに、毎日涼しくてなんとなく
避暑地にいるようです。
成瀬巳喜男監督作品の特集があり、5本観ました。
どれもよく、3作品にしようと思いましたが、
4作品になってしまいました。
①浮雲
終戦後の日本の景色・風景も興味深かったです。
原作もいいのだと思いますが、余韻があり良い作品だと思います。
②歌行燈
正直言って、戦争中の古い作品なので期待せず観ましたが、
ストーリーも含めて面白かったです。当時このような映画があるとは。
むかしの日本の街並みも美しかったです。
③放浪記
原作の林扶美子は、相当自身の経験に基づいて書いたのだと思われ、
その力強さがこの作品からも感じられました。
④乱れる
これもいい作品だと思いましたが、ラストが悲劇で残念でした。
記憶には残るラストでしたが、できれば二人で新たな生活を始めて
欲しかったですが、時代はまだそうではなかった気がします。