読書(千夜一夜物語)
まだまだ寒い日があり、今朝も寒い朝でした。
先日は、積もらないものの雪が降りましたし。
新聞記事を読んでリクエストしました。
幾つかの版があるようですが、19世紀に編集されたバートン版の第1巻
を読んでみました。児童書的なものしか読んだことがなかったですが、
人々の欲望を魔法、運命、アラーの神の導きなどで、かなえてくれる物語
だと思います。美女(男)も、金銀財宝も出てきますし、悪人は裁きを受
けるし、不思議な話がとてもうまく語られていて面白かったです。
第11巻まであり、全部読めるかどうかわかりませんが、備忘録を兼ねて
簡単に記しておこうと思います。
・シャーリヤル王とその弟の物語
妻と妾に裏切られた王様が女性不信となり、毎日初夜を迎えた翌朝に
お妃を一人づつ殺めるようになります。シェーラザードが妻となり、
毎夜不思議なお話を聞かせることで、続きを聞きたい王様に殺されず
にお話を聞かせ続けていきます。
・商人と魔神の物語(第1夜~第2夜)
魔神などが人を動物に変えてしまうお話です。
・漁師と魔神の物語(第3夜~第9夜)
壺を海から上げた漁師が、蓋を開けてしまい、出てきた魔神に
殺されそうになりますが、言葉巧みにまた壺の中へ戻して、
蓋をしてしまいます。
・バグダットの軽子と三人の女(第9夜~第19夜)
絶世の美女が住む屋敷で歓待されて、そこに集まった人たちの
不思議な話(船が磁石山に引き付けられ、釘がとび出して吸い寄せら
れてしまうなど)を聞くことになります。
・三つのりんごの物語(第19夜~第20夜)
似たようなお話が続いたのか、ストーリーを忘れてしまいました。
・ヌル・アル・ディン・アリとその息子バドル・アル・ディン・ハサン
の物語(第20夜~第24夜)
些細なことでけんか別れした兄弟があり、いろいろあった末に
運命的に二人の孫同士(美男、美女)がめでたく結ばれるお話です。
・せむし男の物語(第24夜~第26夜)
せむし男がひょんなこと(魚の骨が喉につかえて)で死にますが、
他人に責任を押し付けようと何人もがかかわり、最後は面白いお話を
することでみんなが刑罰から逃れようとします。
似たようなお話も多く、記憶力もよくないので、細かなストーリーは
読み終わっても忘れてしまいます。大まかに言えるのは、
魔(女)神が登場する、魔法で人を動物に変えたりする、絶世の美女・
美男が登場する、王様・王子様・お妃などもよく出てくる感じです。
高須クリニックのTV・CMを見て(意味不明なCMですが、好きな
CMです)、なんで中東なんだろうと前から思っていましたが、
まるっきりの想像ですが、千夜一夜物語によく登場する美女を
イメージしているのでは?と思ってしまいました。

