定年待てないオヤジの日記

こころはもう、定年後の自由生活を夢見てる、オヤジの生活日記です。

母が亡くなり思うこと



先日、母がお世話になっていた施設で急に亡くなりました。


普通に夕食を食べ、その後職員の方が見に行ったときには
もう呼吸をしていなかったようです。
連絡が来て施設に行ったときには、救急車が来ていて、
その後病院へ搬送されましたが、急に亡くなったので警察
の調査が入りその日は遺体は警察に運ばれ検視されました。
翌朝に引取りに来るよう言われてましたが、夜中に連絡が
あり、念のためCT等の検査をするので翌日の午後に大学
病院に引取りに来るよう言われました。葬儀社の方にも
その旨の変更をお願いし、引取りに行ってきました。


結局、事件性はないことが確認でき(施設でも確認や聴取
が行われたようです)コロナも陰性(施設ではクラスター
になっていて10日ほど前から面会禁止だった)でした。
その病院に搬送されると司法解剖になることも多いよう
ですが、そうはならずに済みました。
やはり人が一人亡くなるということは、大変なことだと
いうことを実感しましたし、振り回された感じもしますが
警察の方々の説明や対応も丁寧でしたし、日本の制度も
捨てたものではないと感心しました。


母の顔も穏やかに感じられ、多分そんなに苦しむことも
なく人生を締めくくれたような気がして、正直な話、
悲しみよりも安堵の気持ちの方が少し多い気がします。
もう年齢的には十分(たぶん)生きることができたと思い
ますし、長生きだけがすべてではないとも思いますし、
穏やかな最期を迎えて欲しいと願っていました。
施設には延命治療は希望しない旨書類を出していたので、
救急の方からも確認されて無理な蘇生はされなかった
ようです。


葬儀の打ち合わせをして思ったことは、よく二つ以上
の葬儀社から見積もりを取るべきと言われますが、
事態が起きた時に、中々そうするのは難しい気がします。
あまり前から複数見積もりを取るのもそうですし、
ただ言えることは(まだ終わっていませんが)丁寧で
適正な価格で行ってくれそうな葬儀社の候補を決めて
おくのがいいと思います。


戒名も、読経などと合わせるとごく普通の内容ですが
50万近くします。よく散歩で行く珈琲店で読んだ
週刊誌の記事だった気がしますが、戒名は遺族が自分
でつけたりするケースもあったり、ネットでは3万
ぐらいから受け付けているお寺もあるようです。
自分の時は特段ネットでつけてもらった戒名でもいい
ですが、亡くなった母はそういう考えではない世代
ですし、従来のやり方でお願いしました。
葬儀社の方に確認されたのは、檀家の方の場合はその
お寺で戒名を付けてもらわないとお墓に入れてくれない
こともあるようです。


母も脳梗塞になり2年間の在宅介護をへて約1年間の
施設での生活になり、お互いに人生の最後で苦労を
しましたが(コロナ禍で面会できなかったり、その他
にも大変でした)、介護をしたことで距離が近くなった
気がします。息子なんて普通は照れもあり、母親とスキ
ンシップをとることは少ないと思いますが、病気のため
とはいえお世話をすることで、愛おしさがより深まった
気がします。


告別式等はこれからですが、無事天国(極楽)へ旅立て
ますよう祈っています。