定年待てないオヤジの日記

こころはもう、定年後の自由生活を夢見てる、オヤジの生活日記です。

読書(クララとお日さま:カズオ・イシグロ)



だいぶ前にリクエストしていたものが来て、先日読み終えました。


カズオ・イシグロの最新作で、今まで読んだ作品も面白かったので
リクエストしていました。







すごく面白いわけではなかったですが、考えさせられながら読んだ
作品でした。主人公のクララ(子供の親友になるために開発された
AIロボット)は、主人である子供ジュディ(あるいはその周りの人)
のためにと、身を犠牲にしても考えて行動します。それは人間では
とても難しい(感情に左右されるし、損得も考えるし・・・)こと
であると思われます。
そんなクララが読んでいて切なくもありますが、ジュディの回復と
いうクララの願いが叶う結末でよかったです。


「わたしを離さないで」を読んだ時ほどの衝撃はないものの、未来
を舞台としたとても繊細な小説でした。

音楽鑑賞(ジャズ)&トレファクで売られていたこと



昨日また、陶器類の不用品をトレジャーファクトリーに持参しました。
比較的に使用感のないきれいなモノだけを相当量持っていきましたが、
買取金額は700円でした。


持っていく1番の目的は、モノがまた誰かの役に立ってほしいという
ことですが(買取金額への期待もありますが、労力等を考えると
廃棄したほうが効率的なことは承知しています)、今回は返却された
モノはなくすべて引き取ってもらえました。


そして、査定中に店内を見ていたところ、前回売却した買い物カート
とコップセットが売られているのに気が付きました。
何だかうれしかったのと、その金額(980円と780円)に少し
驚きました。50~100円くらいの買取額だったと思います。




最近、オーディオで聴いたジャズのレコードです。




①ウィントン・ケリー(p)=ケリー・アット・ミッドナイト

1960年録音
A面1曲目がこのアルバムのメインな演奏だと思います。地味ですが、
小粋な雰囲気の2曲目(ウィアラード・ララバイ)なんかも好みの演奏
です。ライヴ録音ではありませんが、ジャズクラブを想像させる曲調です。
B面1曲目でも、ケリーの軽快な(p)演奏を聴くことができます。



②ズート・シムズ(ts、ss)=ズート・アット・イーズ

1973年録音
名曲のA面1曲目(朝日の如くさわやかに)では(ss:ソプラノサックス)
を吹いていますが、速いテンポのきかせる演奏です。2,3,4曲目も
好きな演奏です。録音年が比較的新しいせいか、録音状況もきれいです。
B面1曲目は(ts)の魅力が十分に発揮されている演奏です。2,3曲目
もいいですし、4曲目(マイ・ファニー・バレンタイン)はアルバムを、
締めくくるにふさわしい1曲となっています。
ジャズの緊張感を保ちつつ、ポピュラーな魅力もある聴きやすくて、好みの
アルバムです。
全体的に、ジャズ喫茶で聴いている雰囲気です。




オーディオの設置位置を変えたので、以前よりいい音、迫力ある音に
なったような気がします。あくまで個人的な感想ですが・・・。

朝の散歩と新聞と雑誌記事(ペロブスカイトとジャニーズ問題エッセイ)



今週は天気がいいようです。


あれ、関東地方は梅雨入りしたんだっけ?






いつもの珈琲店で一休み


いつもの調整池です。
びっくりしました。池の真ん中に立っていた大木が根元から折れていました。
きっと台風2号の影響でしょう。春先なんか、渡り鳥と思われる白い鳥が
よくとまっていたのに残念です。



珈琲店で読んだ新聞記事ですが、、


日本人(桐蔭横浜大学の宮坂教授)が発明に大きくかかわった、
ペロブスカイト太陽光パネルですが、量産しているのは中国企業で
国内メーカーの腰は重いようです。
海外での特許出願に多額の費用がかかるので、基本的な特許を国内
でしかとらず、海外企業は特許使用料支払いの必要がなかったのも
大きな理由のようです。
従来の太陽光パネルも似たような流れでしたし、同じようなことが
繰り返されるようです。ニッチな産業や一部の研究で成果を出して
も、収益をだせるメインな産業で負け続けていることが、人々の
マイナス思考を転換できず景気も良くならない気がします。


雑誌記事では、いつも面白い林真理子氏のエッセイを読みました。
ジャニーズ問題についてでしたが、メディア批判もあり、自分の
自戒にもふれられ、そして今回の現社長はきちんと謝罪をしたと
して一定の評価をしています。
ジャニー氏の「お別れの会」に出席した時の経験として、「これだ
けのことをしたんだから、多少のことは目をつぶっても・・・」
という言葉が浮かんだのは事実とも語っていました。
きっと芸能の世界に関係があった人にはそれほど影響力のある人
だったのかなと思いますし、告白をした人も、一部似たような感謝
ともとれるような発言があったなと思いました。
今回読み終わって思ったのは、林氏もあっち側の人間の殻からは、
でなかったと感じました。