定年待てないオヤジの日記

こころはもう、定年後の自由生活を夢見てる、オヤジの生活日記です。

読書(源氏物語 上:角田光代訳)

読み始めは、現代語訳なので趣にかけるような気もしましたが、
読み進むうちに平安時代の雰囲気につつまれてきました。
何より、以前に途中まで読んだものと違い、内容が十分理解できるのが
いいです。


光君は、女性に対して本当にまめだし(もちろん容姿端麗で才能に
満ち溢れており、社会的地位も高いですが)、話の内容も現代にも
通じるものだと思いますし、とても面白かったです。
色々な姫とのお話がありますが、軸となるのは、帝(みかど:父)の
妻(継母)と恋仲となり、自分の子供が生まれて次の帝になるも、
この秘密に苦しむことのようです。
これからどうなっていくかは知りませんが、5月に中巻が出版される
らしいので楽しみです。


各物語の最初に、登場人物系図があるのが、わかりやすくてよかったです。

600頁以上あり、読むのに時間がかかり、図書館から返却の催促メール
が来てしまい、今日やっと返しました。