定年待てないオヤジの日記

こころはもう、定年後の自由生活を夢見てる、オヤジの生活日記です。

西山美術館

新聞販売店でもらった招待券で、町田市にある西山美術館へ
雨上がりに行ってきました。町田市在住の実業家の方が作った、
主にユトリロとロダンを展示する個人美術館です。


最初は銘石の展示があり、好きな方には申し訳ありませんが、
観光地の残念な施設に来た気分になりました。

石には触ることができて、説明にもあるとおり、パワーを
感じる、単純に触ると気持ちがいいです。

菊の花のような模様がある銘石です。

4、5Fのユトリロギャラリーは素晴らしかったです。
写真撮影禁止なので、画像は残念ながら載せられません。

あまり物語性のない風景画に惹かれることはなかったですが、
ユトリロのパリの街を描いた風景画には、引き込まれました。
色が素晴らしく、空色にグレーやその他の色を微妙に混ぜた
空や、白に何かを混ぜて実物を見ているような壁の色だったり。
絵の表現は、うまい人だったら描けそうな気もしますが、
色が素晴らしく、見ていると自分がその風景のなかに存在して
いる気がし、いつまでも作品を見ていたいと思いました。


建物から見た町田の住宅街。

館長の関係で、横綱輪島の展示もありました。


最寄りの駅からは、バスが必要で便はよくなく、他に1名の方
だけで、ゆっくり落ち着いて鑑賞できたのは最高でした。


大きな特別展だったりすると、人が多すぎて何かを感じることが
出来ない気がします。


駅からすぐのところの、もう少し本格的な建物で、銘石や相撲の
展示をなくし(すいません。)、ユトリロ中心に展示すれば
多くの方が楽しめるのに、なんだかもったいない気がします。


でも、そうなると人も多くなりゆっくり見れなくなるかもしれず
むずかしいところです。