読書(島崎藤村集)& 胃カメラ(鼻から)やった・・?
40年近く前に買っていた文学全集の島崎藤村をやっと読み終えました。
(その時の気分の高揚で後先考えず買ってしまったものです)
本を読む時間が少ないうえ、返却期限のある図書館から借りた本を先に
読むのでなかなか積んである本を読めなかったりします。
詩は読みなれないため省略しました。有名な「初恋」だけ読んでみました。
〇破戒・・そのむかし読んだ気がしていましたが(途中までだったかも)、少し
前に映画を観てたのであらすじは理解していましたが、やはりこれは
名作でした。当時いかに差別をされていたのか、その苦悩が見事に
描かれていました。ラストは映画とは少し(映画は演出的にオーバー
か)違っていましたが、いいラストだと思います。
〇家・・大まかに言うと二つの一族の歴史(ある意味没落の)の物語です。
読んでいて思ったのは当時は一族(親戚)というのが、世の中のセーフ
ティネットであったのだとつくづく思いました。今では場合によっては
メリットよりはデメリットのがあると感じている人も多い気もして、
世の中の流れを感じました。
〇千曲川のスケッチ・・作者の経験上の思い出(千曲川沿いに住んでいた時の)
を語ったもののようです。
〇桜の実の熟す時・・キリスト教系の学校に書生として通う(たぶん藤村も通った
明治学院)主人公が、いろいろなしがらみを振り切って
旅に出る(精神の自由)までの物語です。
藤村は戦前の昭和18年に亡くなっています。この写真を見ると中々に
いい男だったようです。
今日、先日の急性胃炎もあり近所の内科クリニックで十数年ぶりに胃カメラを
やってきました。かみさんは定期的に同じところでやっていて、鼻からのが
楽と言っていたので、鼻からやりましたが、どうしてどうして結構つらかった
です。自分の印象では最後にやった口からの胃カメラ(麻酔付き)のがぜんぜん
楽だった気がします。眠っている間に終わった気がします。ただ麻酔がさめるまで
すぐには帰れなかったですが。
検査の結果はびらん性胃炎とのことでした。治るまでには個人差があるようです。
徐々に食べる量を増やしていますが、この数日で約2キロ痩せましたよ・・。



