読書(街とその不確かな壁:村上春樹)
半年ほどリクエストしていましたが、やっと読み終えました。
2日前に返却期限が来ていますが、700頁近い作品なので時間が
かかるのと、初めの100頁ほどはあまり面白くなく(眠くもなり
ました)先へ進みませんでした。
先も長いしリタイヤしようかとも思いましたが、村上作品だし我慢
して読んでいたら途中からやっと面白い展開になってきました。
元々はジャズのお店をやっていた40年前に文芸誌に発表した中編小説で
納得がいかずに書籍化しなかった作品を書き直したようです。
その後、最初の本格的長編小説「羊をめぐる冒険」を書きあげた後に、
この作品は「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」に反映
されたようで、それで何か以前に読んだ感覚がしたのだと思います。
(単角獣が登場するところなど覚えていました)
これもファンタジー的な作品(パラレルワールド)で、何が主題なのか、
何を訴えようとしているのか自分にはわからなかったですが、
主人公の気持ちのいい日常生活である、趣味のいいファッションや料理
そしてジャズやクラシックなどの音楽、加えてスマートな異性との関係
構築などの村上作品が多くの人に好まれる要因はすでにあります。
ただ、いままで読んだ村上作品においては同じファンタジーでも熱量と
いうか辻褄というか(本人も納得してなかったぐらいですし)個人的に
は下位の方になる作品でした。