読書(わたしの渡世日記 上・下 高峰秀子)
リクエストをして、最近読み終わった本です。
戦前に子役からスタートして戦後まで生涯に400本ほどの作品に出演した
ようですが、日本映画の黄金期に活躍したころを直接は知りませんが、
昔の作品を観ていて好きな女優です。
生まれてすぐに養母に預けられて、その関係には相当苦労したようです。
谷崎潤一郎、梅原龍三郎、黒澤明、成瀬巳喜男、木下恵介、杉村春子、原節子
小津安二郎その他色々の方と交流があったようです。
面白く上・下巻を一気に読んでしまいました。
これだけの数の作品に出演していて、恋愛作品と言えるのは「浮雲」だけのよう
です。恋愛作品ではないのかもしれませんが、加山雄三と共演した「乱れる」は
好きな作品です。確か「PERFECT DATS」のヴィム・ヴェンダース監督も高峰秀子
ファンで「乱れる」のラストで加山雄三(役の上での義弟)の死を知って驚く顔が
最高だと語っていたと思いますが、まったく同感です。
女優を引退してからも、エッセイなどで活躍をされたようです。



