定年待てないオヤジの日記

こころはもう、定年後の自由生活を夢見てる、オヤジの生活日記です。

映画鑑賞(偶然と想像、天国はまだ遠い、PASSION)



WOWOWで濱口竜介監督特集をやっていて、集中的に何本か観ました。
どの作品も面白かったです。




①偶然と想像

他の作品も観たのちこれを観て、少しオーバーかもしれませんがこの監督は
天才と言える気がしました。3本のオムニバスからなる作品ですが、どれも
面白かったです。初作品から同じ役者(それほど有名ではないが)を使って、
ある意味小津作品のようなセリフまわしも感じつつ(最初は俳優がうまくない
のかと思いましたが、きっと演出でしょう)抜群の会話劇で観ている人を引き
込んでいきます。脚本も書いているのが驚きです。


①魔法(よりもっと不確か) →タクシーの中で親友が話す運命の男は元カレ
 であることに途中で気づき・・


②扉は開けたままで →瀬川先生にハニートラップを仕掛けた主人公(主婦の
 大学生で浮気相手の年下同級生に恨みを晴らすためと頼まれる)だが、
 先生と意気投合し逆に録音した内容をメールで送るよう頼まれ、自宅で
 作業中に子供が旦那と帰ってきて、宅急便が佐川から届いていた話をする
 中でうっかり瀬川でなく佐川宛に録音(エロ)メールを送ってしまい・・


③もう一度 →久しぶりに出たクラス会で会いたかった同級生には会えず、
 失意の中東京へ戻る時に、エスカレーターで20年振りにその同級生に再会
 したと思った人はお互いの勘違いで他人だったが・・・最後に互いの本音に
 ふれ合いそして・・


ハッピーアワー(以前アップしました)やドライブ・マイ・カーも見ましたが
個人的にはこれが一番面白かったです。



②天国はまだ遠い

斬新なストーリー、脚本の作品でした。ある意味でファンタジー作品と言え
ますが、安直な内容ではなく、登場人物に、そしてその運命も含めて、とても
愛おしさを感じる作品でした。



③PASSION

これが大学院の修了作品ということが驚きです。のちの作品同様、生き生き
とした会話の会話劇に引き込まれてしまう内容でした。



「偶然と想像」は久しぶりに、BRにダビングして保存してしまいました。